OUTLINE
近鉄京都線伏見駅から徒歩4分（京都駅まで15分）と高い利便性がありながら落ち着きのある住宅街に位置する自社マンションプロジェクト第4段目「R-Ⅴ Court」。京都らしい敷地形状を生かし、建物の中心にコの字型に配置された廊下から効率よく住戸を配列。壁式鉄筋コンクリート構造を採用し、建設コストを削減しながら大空間と高い耐震性を確保しました。
CONCEPT
伏見桃山城の麓に位置する「R-Ⅴ Court」。歴史ある街に敬意を込め、京町家を現代の建築技術でデザイン。格子状のデザインを外観、風除室建具、1階共用廊下に採用し風情のある陰影を生み出しています。住空間は水回りを極限まで効率よく配置することにより広々とした室空間を確保しています。南側最上階ではプランを変更し1DK・1LDKを30㎡台で構成しています。
DATA
- 所在地
- 京都市
- 用途
- 共同住宅
- 建築主(発注者)
- 楽総合計画株式会社
- 設計年度
- 2020年3月
- 施工者
- 生和コーポレーション株式会社
- 構造
- RC造
- 階数
- 地上5階
- 延床面積
- 1517.85 m²
COMMENT
外観、共用部は、かつて瓦の一大産地であった地域特性を生かし瓦屋根や、エントランスホールには砂目地のボーダータイルで空間をデザインし落ち着きのある色調で統一しました。住戸内部は9つのテーマに基づいた内装仕上げとし入居者の個性にあった住空間をセレクトできるようにしました。また収納スペースが不足しがちなワンルームでは、吊り棚や、枕棚、付鴨居を設け十分な収納容量を確保しています。キッチンや洗面化粧台などの住宅設備についても、これまで培ったノウハウから「本当に暮らしやすい住空間」を目指してこだわり抜きました。
