OUTLINE
JR東海道本線(琵琶湖線)大津駅から徒歩9分、京阪電気鉄道石山坂本線 島ノ関駅から徒歩4分、自社マンションプロジェクト第2段目「R-Ⅲ Court」。敷地間口より長い奥行の敷地形状である為、中廊下を配し独立性の高い両側居室としました。アウトポール設計により有効な居住スペースを確保。最上階の階高を高く設定することで、大空間とロフトスペースを設置することで付加価値を高めた設計となっています。
CONCEPT
1920年代のモダニズム建築を思わせる「R-Ⅲ Court」のデザインは、この地に残る「小船入の常夜燈」のように大津中央の新たなランドマークとなるよう設計しました。塔屋のない完璧な形状は360°どこから見ても美しく、スキップフロアを取り入れた住戸は画一的な賃貸マンションとは一線を画した唯一無二の空間を演出しています。個性的なデザインとは裏腹に計算しつくされた構造計画で余分なコストを無くし、経済設計を実現しています。
DATA
- 所在地
- 滋賀県大津市
- 用途
- 共同住宅
- 建築主(発注者)
- 楽総合計画株式会社
- 設計年度
- 2016年10月
- 施工者
- 株式会社メルディアDC
- 構造
- RC造
- 階数
- 地上10階
- 延床面積
- 2211.9 m²
COMMENT
「R-Ⅲ Court」は徒歩圏内に琵琶湖を臨む公園や生活利便施設、劇場があり、彩ある生活ができる環境がそろっています。そのような生活を演出できるよう、妥協することなくディティールを作り込みました。
ロフトスペースやスキップフロアで広がりのある空間としながら、壁と同じクロスを貼った可動間仕切りを設置したことでより効果的に空間を区切れるフレキシブルな設計としました。また、エントランスは間接照明を多く採用することで照度は確保しつつホテルのような高級感ある演出を施しました。
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